SCO(スタンダードコンビネーションオーダー)


これは名前の違いはあるが、国内外の商品先物市場や証券市場にもあるオーダー方法で、国内であれば、TOCOMの商品先物市場や大証の日経225先物でも使えるはずのものである。

このオーダー方法に対応しているものは、限月間と商品間のスプレッドである。

SCOとはいわゆるサヤ取りをおこなうためのオーダー方法である。

限月間スプレッド


これを知らないものはおそらく商品先物をガチンコでやっているものにはいないだろうが、一応説明しておく。

商品先物にはひとつの商品に6つの取引可能な板があり、それらを期限の短いものから順に1番~6番と呼ぶ。

限月の名前の由来は知らないが、上記の1~6番の各板には取引可能な期限があるので、これを限月とでも言うのではないだろうか。

限月とはなんなのか知っていても何の意味もないのだが...

例えば、ガソリンには2016年10月が取引期限となるものが1番であるとすると、2番は2016年11月、3番は2016年12月...、6番は2017年3月といった具合に限月というものができる。

その限月同士のサヤ自体が限月間スプレッドである。

上記の例えでいうところの、1番と2番のサヤや3番と6番のサヤなど、1~6番の全15通りのサヤの組み合わせが限月間スプレッドの対象となる。

商品間スプレッド


これは字面のとおり、ある商品とまた別の商品のサヤである。

この商品間スプレッドの対象は、何でも良いわけではない。

それはあるものの派生商品や関連商品でなければならず、そもそも取引所に決められた商品間スプレッドのみが対象となる。

現在対象となっているものは、原油、ガソリン、灯油等のオイル関連のものの組み合わせと、新システムになってからミニが対象だがゴールドとプラチナのサヤ、通称金プラと呼ばれる商品間スプレッドにも対応している。

このオーダー方法は限月間スプレッドにたいして比較的新しいものとなる。

現在はオイルがらみのものがメインとなっているが、今後商品間スプレッドの対象が増えていくかは微妙なところだろう。

こちらにも限月が絡んでくるので補足として、例えばガソリンと灯油の限月は同じであるため(つまり、同じ月に取引終了日を向かえ、新しい限月が始まるということ)、商品間スプレッドにおいても同一限月どうしのサヤとなるのだが、原油は同じオイルの枠組みでも限月が違ってくるため、少し注意が必要だ。

基本的に商品間スプレッドで一番ボリュームがあるのが6番同士の組み合わせなのだが、このガソリンと灯油と原油の限月の扱いの違いによって、6番同士の商品間スプレッドの板ができるまでにタイムラグができてしまう。

その点については今後説明していくことになるだろう。


注意点


先月あたりから、TOCOMの取引所システムが日本取引所グループのJ-GATEの中に入って、ルール等若干の修正のもと新システムとして稼動しているが、このSCO注文の仕様は一営業日ごとに指値注文がリセットされる程度で大幅な変更はない。(この変更自体がけっこう大きいことなのではあるが)

基本的にはTOCOMが出している説明書や仕様書に載っている表面的なことは簡略的に書いていくつもりなので、 より詳しく知りたい方はTOCOMのHPを参照してほしい。

この記事を書くためにわざわざTOCOMの仕様書などを見たりはしないので、おかしな点があれば指摘してくれて構わない。

私が何年もTOCOMのSCOの板を使ってきて、知っていることや気づいたことなどを主体とし、TOCOMの仕様書や説明書は当然として、他の商品先物に関するHPや記事などで深く説明されていないことを書くつもりだ。

取引に必要なことは熟知しているつもりだが、最初に説明した限月とはなにか...など取引自体に関係ないことは間違った知識をもっていたり古いものであったりするかもしれないので、どこかで確かめ算等をしてもらえればよいと思う。

次回は、SCOの板にあるオーダーそのものについての記事を書く予定となる。



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